- 年長で準2級にどうやって合格した?
- そもそも、幼児で英検を受ける意味ってある?
- 具体的にはどんな勉強をした?
今回は、このあたりの疑問に答えるように、長男の体験談を書いていこうと思います。
長男の英語学習歴
インターのプリスクールに2才から通いました。
プリスクールには引越しなどの事情で、結局3校に通いました。年中の途中から卒園まで通ったスクールが、しっかりと勉強を教えてくれるスクールで、そこでの学習のおかげでかなり力がついたと思います。
受験歴としては、以下のような感じです。
- 2019年、年中の10月で4級合格
- 2020年、年中の1月に3級合格
- 2020年、年長の10月に準2級合格
そもそも、英検を受ける意味って?
幼児のうちから英検を受ける意味はあるのでしょうか?
たしかに、親の母語が日本語で幼児から英語を学ばせる場合、最初のうちは英語を聞いて、少しずつしゃべって、英語に慣れるくらいでもよいかもしれません。
しかし、年中、年長になってくると、読み書きもだんたんとできるようになってくるので、英語学習の進み具合を確かめるためにも、何らかのテストを受ける意味はあると思います。
そして、幼児が受験する場合、英検はレベル別になっていますし、最初は初歩的な内容のテストから受験できるので、取り組みやすいです。
英検というと、TOEICやTOEFLと比べて、大人になって役に立ちにくい側面はあるかと思います。一方で、TOEICやTOEFLは、級別になっていないですし、テスト内容も仕事や大学生活での話になるので、幼児にはわかりにくいのです。
なので、小さな子供には、英語のテストとして英検を受験することが適していると思います。
準2級の対策方法
英検準2級合格のために何をやったかということですが、主な対策方法は以下の3つです。
ちなみに、3級の対策も同じように以下の3つで行いました。
- プリスクールでのお勉強
- 英検準2級予想問題ドリル(旺文社)
- パルキッズ
それぞれ詳しく説明します。
①プリスクールでのお勉強
英語を話す、聞く、だけではなく、読む、書くという点もしっかり教えてもらいました。
ScienceやSocial Studiesといった内容も教えてもらい、そういった授業で学んだ内容は英検でも役に立ったようです。
宿題も毎日出されて、英作文が宿題の時もありました。英語で書くということにも取り組んでいたので、Writingの基礎力が身についていたように思います。
②英検準2級予想問題ドリル(旺文社)
英検対策の教材としては、こちらを用いました。
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094877
2か月程度かけて、ほぼ一通りを解きました。
Listeningについては、プリスクールに通っていたので、最初からけっこう解けました。
Writingは、特に対策が必要でした。
I think (I don’t think) ~~. First, (理由1つ目). Second, (理由2つ目). Conclusion
といった型をプリスクールの先生に教えていただき、それに従って書けるように練習しました。
また、長文読解についても、「必ず答えは問題文に書いてある」「よく読めばわかるはず」といったことをアドバイスして、ドリルの練習問題を解きました。
③パルキッズ
準2級の問題には、どうしても難しい単語が出てくるので、知っている単語の量を増やすため、パルキッズというオンライン教材を使用しました。申込みをすれば、自宅にあるiPad等のタブレットで学習することができます。
- 英検オンラインレッスン https://www.palkids.co.jp/eiken-online-lesson/
市販の単語帳も買って試してみたのですが、難しい単語の意味が日本語で書いてあっても、幼児だとその日本語の意味がわからないので、なかなか本の単語帳でインプットしていくのは難しいです。
その点、パルキッズの英検オンラインレッスンでは、難しい単語でも日本語で説明するのではなく、絵のイメージで覚えていくことができ、また英語の例文も表示されるので、日本語を介することなく英単語をインプットすることができ、幼児が学習するのに最適です。
その他
その他の対策として、幼児だとどうしても、環境問題をはじめとした社会情勢のことをよく知らないので、社会の事柄を知るために、読売KODOMO新聞を購読しました。今も購読を続けています。
子供向けの新聞はいくつか種類がありますが、毎日届いてもうちでは読み切れないと思い、週刊の読売KODOMO新聞を選びました。
二次試験(面接)の対策
一次試験が終わってから、二次試験の対策をしました。
前述の旺文社のドリルに入っていた面接問題に取り組み、それが終わったら予想問題をネットで検索して、練習しました。
社会経験や通学経験すらない幼児の場合、「何を聞かれているのかさっぱりわからない」というテーマもあります。親としてはなるべく色々な問題に目を通して、子供が知らなさそうなテーマの予想問題があれば練習する、といったことを繰り返しました。
コロナ禍でしたが、通常通りに対面で面接がありました。プリスクールで英語を話すことには慣れていたので、楽しく受験できたようでした。
試験結果
結果としては、受験者の上位4%の成績で合格することができました。
本人のやる気がありそうなら、小1のうちに2級にチャレンジしてみるかもしれません。